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- 苺電波コラム 第1回 -

どうも、こんばんわ。はじめましての人ははじめまして。

今週からこのコーナーで部員が持ち回りでコラムを書くことになりました。第一回は私、adzumiが執筆いたします。今後とも、苺電波部をよろしくお願いします。


■ 2年前のあの日

私が書くネタといえば、だいたい競馬とか麻雀とかシューティングゲームの話になるのですが、第1回から自分の趣味に走るととんでもないことになりそうなので、最初は苺電波部に少しは関係がある話を書こうかと思います。第2回からは好きなことを書く予定ですが(^^

PC版「To Heart」が発売になってからもうそろそろ2年が経とうとしています。私は To Heart を発売日の次の日に買いました。もともと私はギャルゲーの類はほとんど興味無かったので今でもなんで To Heart を買ったのか非常に謎なのです。やっぱり電波を発してたのでしょうか?(^^

最初に雑誌で To Heart を見たのは確か電撃姫だったと思います。その時に見た時はたくさんのゲームの紹介の中の小さな紹介ではありましたが、ロボットと超能力者が出てくるというのが印象に残りました。多分変なゲームなんだろうと勝手に想像してたりもしました。それから発売前まで特に気に留めてなかったのですが、なんか To Heart って結構話題になってるゲームらしいというのを知って、密かに興味を抱いていました。

当時私はまだ学生で、ちょうど発売の週に実家に帰っていました。で、発売の次の日、下宿に帰るために実家を出た後、駅前のゲーム屋に立ち寄りました。To Heart は少し山積みになってました。パッケージを手に取り、箱の裏を見たりしましたが、特に目を引く所も無く、一度は山に戻した記憶があります。その後店内をうろうろし、特に気に入ったゲームもなかったので結局 To Heart を手にとってレジに向かったのです。

恋愛のゲームはほとんどしたことがなかったので新鮮ではありましたが、はまるというほどではありませんでした。貧乏学生だったので、せっかく買ったんだからコンプリートしよう、と思ってゲームを勧めていました。まあ、文章を読むのは嫌いじゃなかったので、それはそれで楽しかったです。

余談ではありますが、私は To Heart を隷書体でしてました。私以外で隷書体でしてた人を知りません(^^ 個人的には結構似合ってると思うんですけどねぇ(^^ 私、丸文字を長時間読むのは苦手なのです。

初めてから1週間経ったある日、私は To Heart のプレイ中に泣きました。ゲームをしてて泣いたのは確かこれが最初だったと思います。まあ、皮肉にも、泣いたのは松原葵シナリオの『痕』シネマのシーンだったのですが(^^

■ To Heart から 雫へ

Leaf のゲームをしたのは実は To Heart が最初で、雫も痕もしたことがありません。初回版だったのでパッケージの中にはいろいろ広告が入っており、雫や痕の広告が入っていました。雫の「長瀬ちゃん…電波届いた?」には興味を覚えたのですが、痕の方は「いかにも18禁ゲーム的なシチュエーションだな」としか思っていませんでした。それが『痕』シネマを見てからは「どんなゲームか知りたい!」と思うようになっていました。PS版では『痕』シネマのシーンが無いらしいので少し残念です。今でも To Heart の中では一番好きなシーンなのに(^^(2番目は神岸あかりの「気づいてくれてると思ったのに…」

次の日、私は日本橋に居ました。月の生活費を考えて、ゲーム1本ぐらいなら大丈夫だろうとゲーム屋の中に入っていきました。

痕のCDケースを見つけ、ケースの裏を見た時、私はぎょっとしました。広告から想像していたもの、『痕』シネマから想像していたものとはかけ離れたCGは載ってました。思わず買わずに帰ろうかと思った程です(^^ とことん想像を裏切るゲームでした。いろいろ悩んだ結果、やはり買うことにして痕をレジに持って行こうとして、痕の横にあった雫に目が留まりました。なんとなくその時は痕をやるんだったら先に雫をやらなきゃ、と再び悩んだ末、雫も購入して帰ることにしました。なんで雫を先にやらないと駄目と思ったのかは自分でもよく分かりません(^^ やはりこれも電波の所為なんでしょうか?(^^

先にプレイしたのは雫でした。私はこういうゲームを最初にやる時は必ず間違っているであろうと思われる選択肢を選んでいくので、最初に見たのは卒業式エンドでした。

衝撃でした。吐きそうなくらい気持ち悪かったのですが、それ以上にこの倒錯した狂気の世界をもっと知りたいと思いました。後にも先にも、24時間ぶっ続けでゲームをしたのはこの時だけです。一度も寝ずにすべてのエンディングを見ました。バッドエンドを見る度に「駄目だ、こんなエンドじゃ寝れん」と思って続けてました(^^

まあ、この後に痕もしたのですが、柏木初音シナリオがおまけ的な扱いだということもあって、『痕』シネマの元になったシーンにたどり着いた時は完全に興味を失ってたのも皮肉ですね(^^

そして、いつのまにかリーフ系のHPに顔を出すようになり、苺電波部に入部、となったわけです。

もし、To Heart を買ってなかったら私は全く別の人生を歩んでいたでしょうね。もともとそんなにインターネットにも興味が無かったですし(^^ ホント、何が要因で人生が変わるか分からないものです。

…もっとも、買った事が私にとって良かったのか悪かったのかは分からないですけどね(^^


来週は苺電波部が誇る CPU クラッシャーのじゅんの予定です。


adzumi@denpa.org