ということで復活の私的お絵描き基礎講座のその3です(^^; 今回はカラーイラストの入門編です。
漫画雑誌や、同人誌などすばらしいカラーイラストを目にすることは多いと思います。 ではあれらのカラーイラストはどうやって作られているのでしょうか? 一口にカラーといっても、多種多様な画材が存在しています。 最終的には色がついているイラストがカラーイラストですので、 極端に言ってしまえば画材はどんなものでもかまいません。 (無論、向き不向きは存在します)
しかし、こんなことを言っていると始まらないので、ここでは一般に漫画などで良く使われている画材を紹介します。
まずは、.Tooが販売している油性カラーマーカーのコピックシリーズ。 これは漫画家のCLAMPが使ったので一躍有名になり、 現在ではプロアマ問わずかなり多くの方が利用しています。 優れた点はその発色と色数の多さやコピートナーを溶かさずに着色できる点、 オプションを利用することでエアブラシとしても利用可能な点などです。 欠点は、どうしても初期投資が多めに必要になってくることや、 イラストの特徴(独自性)を出すことが難しくなる点などです。 最近では、廉価版のものも出回っていますし、数年前に比べると取り扱っている店舗が増えましたので入手しやすい画材になっています。
その名の通りカラーのインクです。ホルベイン社などが有名です。 その発色の良さはすばらしいものがあります。 優れた点は発色の良さ、色を混ぜてつくることが出来るなどです。 欠点はこちらもコピック同様に初期投資が多めに必要になります。また退色に気をつける必要があります。
これはみなさん一度は使ったことがあると思いますので詳細は省きます。 良い点はともかく安価で多くの色があること。取り扱いが容易なこと。’ 比較的どこでも手に入ることです。
またアクリル絵の具なども主流のひとつです。 最近で言えば、漫画家の冬目景氏の単行本のカラーなどがアクリル絵の具です。 これについては私もちょっと知識不足なので詳細は省きます(苦笑 これ以外にもパステル、色鉛筆、水彩色鉛筆(水に溶ける色鉛筆)などを主または補助で使う場合もあります。 また、これらの画材を複数組み合わせて効果を得る場合もあります。
ここ最近ではカラーイラストといえばCGと言ってもいいほど主流化しています。 CGといっていますが、ここではPC上で作成し着色したイラストを差します。 これについてもいろいろな方法や使用するアプリケーションが存在しますが メジャーなものはPhotoShopや、painterなどです。 これら二つのアプリケーションは非常に高機能ですが、同時に非常に高価です(^^;
以上のように、一口にカラー画材といっても非常に多岐にわたり、 到底網羅することはできません。 それぞれにはそれぞれの特徴があり、良い点も欠点も存在します。 特にどれがいいというわけではありません。 とりあえず手近にあるものを使ってみるのが入門としては良いでしょう。 どんな画材で在れ、熟達すればすばらしい作品に仕上げることが出来ます。 とりあえずいろいろ試してみるのが一番いいですね(^^; 次回のお絵描きしましょでは実際にイラストを描く際のお話です。 お楽しみに。
次回の苺電波コラムは baru です。