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- 苺電波コラム 第6回 -


苺電波部のぐーたら部員東雲あずみです。 今回持ち回りの連載コラムを書けということでしたのでどうしようか色々考えたのですが 『東雲あずみおすすめのコレ!』ちうことで漫画、アニメ、小説、映画などで私お勧めの作品を紹介していこうと思います。 では記念すべき第一回のおすすめのコレ!は…

『おまかせ!ピース電器店』
能田達規

秋田書店 週刊少年チャンピョン連載中 単行本1-13巻 以下続刊

■ピース電器店って何?

とある商店街にある一軒のちいさな店、ピース電器店。一見普通の電器店だが実は世界最高の技術力でつくりだされた数々の奇想天外な発明品のみを扱うお店なのだ。ピース家主人の天才科学者、ただし外見はただの小林亜星雷親父ピースパパこと、ピース貫太郎(42)。長男で一応主人公、父親ゆずりの才能を持つがまだまだ未熟なピース健太郎(14)。一家きっての常識人コンピュータにはめっぽう強い長女ピース則子(10)。元気がとりえ、今後が楽しみなピース康介(8)。そんな一家を大きな愛で見守るピースママことピース・M・幸子(33)。彼らを中心としてさまざまな騒動が巻き起こります。それを描いたのがピース電器店です。詳細は作者様のページを参照するとよくわかるかもしれません。こちら(ピース電器店ホームページ)です。

■おまピーのここが面白い

最近の少年漫画は読んでいてあまり面白くありません。それがなぜだか明確には把握しきれないのですが、そんな中でおまかせ!ピース電器店(以下おまピー)は純粋にな気持ちで楽しめる作品です。 自分でもちょっと理由の整理がしきれていないのでちょっと説得力に欠くとは思いますが、私はこの作品を「あるべき少年漫画の形のひとつ」と認識しています。小学生やさらに下の年代の時期に漫画を読んで胸を躍らせた経験がみなさんにもあるかと思いますが、それを今の私にも与えてくれるのです。最近の少年誌漫画はどうもそういうドキドキ感が欠けている気がしています。

おまピーが既存の漫画のどれに近いかと問われるとやはり一番にあがるのは藤子不二雄のドラえもん、もしくはキテレツ大百科あたりでしょうか? これらの漫画も日本のロングセラー漫画ですね。これらの二作品の特徴はやはり不可能を可能に、夢を実現させる道具や発明にあると思います。おまピーも同様で数々の珍発明、大発明が飛び出します。やはりこういうのは子供心を呼び起こすのでしょうか? それだけでも楽しい気分にさせてくれます。一時でも童心を取り戻すことの出来る、子供のころのドキドキ感を思い出させてくれる、おまピーは私にとってそういう漫画です。

もちろん登場人物たちのの魅力も忘れてはいけません。ぐーたらでいつもハチャメチャなケンタローと恋人のモモ子ちゃんとの中学生らしいラブラブな関係や、ピースパパとピースママの互いに本当に愛し合い、かつ信頼しあっている姿。ピース電器を監視するために送り込まれた工作員のアイちゃん(14)の可愛らしさ、ピース電器と敵対するアズコムの令嬢東麗子の葛藤などなど見所はつきません。どの登場人物たちもみな息づいているのがすばらしいところです。

余談ですが、おまピーで楽しいのは作品中によくゲームネタが出てくるところでしょうか? 知っていると思わずニヤっとさせられる小ネタが仕込まれていたりします。


■あとがき

うー、悲しいかな私の文章力のなさ。じぇんじぇんまとまってないですね。 へたれな私の文章ではおまピーの面白さの一片も伝えられなかった気がしますが、ほんとに面白い作品だと思います。とりあえずちょっとでも作品に興味を持っていただいて読んでいただけるとうれしいです。

この『おすすめのコレ!』の趣旨は「一般にはそんなに知られていないかもしれないけどこんなに面白い作品もあるということを少しでもみなさんに紹介して興味を持ってもらいたいB ですので比較的マイナーなものを中心に扱う予定です。 私の主観ですのでここに書かれたからといってこれはマイナー作品だといっているわけではありませんのでそういう抗議はくれぐれもやめてくださいね。 とりあえずしばらくネタは尽きそうにありませんのでできるかぎり続けていきたいです。


次回の苺電波コラムは Hos の予定です。


azumi@denpa.org