DVD ソフトを買う or 借りる時ってどのように選んでます?
映画館とか TV で一度見て気にいった作品を買うという場合. まぁ,普通ですよね.
私は面倒くさがりなものですから, 気にはなるんだけど結局映画館に行かなかった映画というのがちょこちょこあります. で,見損ねた作品が DVD で出たから買うということが結構あります. 自宅だと好きな時に見られるのでよいですね.
ある監督の作品が気にいったから,他の作品も買うというパターン. 私の場合,パトリス・ルコント,レオス・カラックス, ロマン・ポランスキーは大体買ってます. あとはジェームス・アイボリー,ヴィルジニ・テブネ, ルイ・マルもちょこちょこ買ってます.
お気に入りの女優さんが出てるから買っちゃうことってありませんか? 私の場合,メグ・ライアン,ウィノナ・ライダー,ジュリエット・ビノシュ, シャルロット・ゲインズブールが出てる作品は結構買います.
ただ,監督の場合と少し違っていて,必ずしも全部は買いません. 例えば軍隊物とか,スプラッタなホラーとか(心理的なホラーは別), 苦手なジャンルの作品は買いませんし, 評価が低い作品の場合も買わないことがあります.
あとは女優じゃないけど, なぜかヒュー・グラントの出てる映画はちょこちょこ持ってます(^^;
さて,ここからが問題です. 監督で買うとか女優で買うというのは一度買ったことがあるからできることであって, 最初の最初は人のつながり以外の理由で買わないといけません. ただ例外として, 監督目当てで買った作品に出ていた女優さんを気に入るということはあります.
私の場合パッケージが主な判断材料です. どんな人が関わっているのか, 出演者やスタッフは他にどんな作品に関わっているか, どういう話なのか,どのようなテーマを扱っているか, 登場人物はどういう設定か,どのような賞を受けてるか, そういったとこを見ます. いわゆるパッケージ買い. 一種のばくちですし,外すこともありますが, 思いがけない出会いをすることもあるのでやめられません. 最終的な基準は自分の好みに合うかどうか,それだけです.
その私の好みですが,一言で言えば恋愛の心理ということになりそうです. 恋愛状態にある男女の生の感情,その感情からくる行動, その行動が生み出すストーリー. シーンやストーリーの見た目の美しさではなく, その後ろにある感情の美しさが私にとっては重要. って,以前純愛の狂気 と題してこのコラムで同じ様なことを書きましたね.
普通のラブコメを買うこともあります. 重い作品ばっかりでは疲れちゃいますからね(^^; それでも,フランス映画だと作り手の恋愛感が滲みますし, イギリス映画だと身分の影が度々つきまといますし, 笑っておしまいでは無かったりします. そこが面白かったりするのですけど.
えっちっぽいのを買うこともあります. もっとも,えっちぽければいいというわけじゃなくて, 倒錯の匂いがするとか,背徳の葛藤があるとか,そういうのが好きです. そういう意味では先にあげた恋愛の心理からあまりはみ出してはいません.
あとは,単純にパッケージの女優さんが気になって買う, というのもごくたまーにあります. こういう時でも私は短髪には弱いです(笑
私の買い方はこんな感じです. ヒット作品とか,流行の作品を買うのもいいですけど, たまには未知の作品を買ったり借りたりするのもいいんじゃないでしょうか. 外した時は外した時. 目を肥やすための授業料, お気に入りの作品に出会うための回り道と思いましょう(^^;
次回の苺電波コラムはごうです。