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- 苺電波コラム 第73回 -

「浮気部部長のえろげーの買い方」


私はゲームを買うと一通りやらないと気が済まない方です. 積ん読(買った後プレイせずに積んだままにする)とか放置プレイ (プレイを途中でやめてそのまま放置する)というのが苦手なのです. となると,色々買うだけ買って,面白そうなのだけをやるというわけにはいかず, 自分が楽しく遊べそうなものだけに絞らなければいけません.

そういうわけで,今回のコラムは私のえろげの選び方です. あずみんが同じネタでやってますけど,人が違えば選び方も変わりますし, ネタかぶりなのは許してください(汗


ブランドで買う

やめました(爆

一時期の F&C なんかはゲームとしての面白さも CG の質もある程度保証されてる, というイメージがあったのですけど,最近はねぇ...  アリスは数少ないブランドのカラーがはっきりしてるとこなんですけど, 自分が楽しめるかどうか,という点では当り外れがありますし. まぁ,そんなこんなで, ブランドでゲームを選ぶという感覚は私の中から消えつつあります.


人で買う

というわけで,最近はブランドよりも作り手単位でのデフォ買い(出たら必ず買う) になってます. 私の現在のデフォ買いは JUN さん(CoolCrew, 企画・シナリオ), 都築真紀さん(企画・シナリオ・キャラクターデザイン・原画)ぐらいかな. あとは高橋龍也さん企画のが出たらデフォ買いするかも.

私の場合,デフォ買い,出たら検討,というレベルの作り手さんは, みんな企画とかシナリオをやっている人ですね. どんなに絵が良くてもシナリオが好みでなかったり, 萌えが中途半端だと私は楽しめないので, 原画家さんで無条件に買うってことは無いです.


それ以外

知ってるブランド, 知ってる作り手さんのゲームだとある程度予想がつくので良いのですが, 最近はそうもいきません. 新しいブランドは増えてますし,知らない作り手さんもたくさんいます. どうしても,雑誌,Web,他人の評価を基にして選んだり, 新規開拓(ダイブとも言う(^^))する必要が出てきます.

ブランドの Web ページ

情報量次第ですが,判断材料が多く転がってる場合も結構あります.

サンプル CG を置いているとこは多いですね. 萌えゲーの場合, 短髪の女の子が自分好みかどうかというのは非常に重要な問題なので, こういったサンプル CG は判断材料として有用です.

企画やシナリオをやっている人が日記やコラム等を書いている場合, 私は一通り目を通すことが多いです. ストーリー重視のゲームの購入を判断する場合は特に有用です. その人の興味が映画,小説にまで広がっている場合, その人の音楽の好みが面白かった場合, そういう場合はシナリオで全面的にはずれってことは無い気がします. まぁ,スケジュールの都合でへたれシナリオが混ざることはありますが(^^;  一方で,えろげーや萌え系メディアに興味が留まっている場合や 音楽の好みが私の嫌いな音楽に偏っている場合は避けることが多いです.

体験版やデモがある場合はやってみることもあります. 体験版によってはゲームの操作感が分かることがあり,これも判断材料になります. 雰囲気については,体験版やデモで期待した雰囲気を良い意味でも, 悪い意味でも裏切るゲームがあるので必ずしもアテにはならないですね. 良い意味で裏切られる分にはいいんですけど.

デモ曲がある場合も聞くことが多いです. 曲の雰囲気が好みだと買おうかなという気が高くなることもあります. 一方で,曲の雰囲気が好みではない, 聞いてて気持ち悪くなるといった場合は避けます. 曲そのものがイヤというよりは, そういう曲をゲーム中で使う作り手さんの感覚がイヤなのです. 何というか,こっちは怪電波として受け止めてるものを作り手さんが真面目に 「歌はいいねぇ〜」と言ってるのを見ると, この作り手さんの意図を理解できる日は永遠に来ないんじゃないかと感じられるのです(汗

雑誌

Web ページで情報を収集しやすくなった分, 私にとっての雑誌の重要度は下がってますねぇ. まぁ,一度にたくさんのゲームの紹介を見れますし, 気になるゲームを発見するのには悪くないかもしれません. ただ,雑誌だけで購入を決めることは私の場合は無いでしょうね.

他人の評価

発売日からある程度経って買う場合には参考にすることもあります. ただ,これは評価する人の趣味や嗜好が非常に強くでるものですから, そのままでは判断材料にできません. そういうわけで, 知っている人の評価の場合はその人の趣味や嗜好を基に補正しています. また知らない人の評価の場合は,自分がやったゲームの評価を参考にします. つまり,自分との評価ポイントの違いを基に補正するわけです.


好み

えろげーの発売本数が今よりずっと少なかった昔は, ゲームの完成度が高く世間の評価が高いというのが購入理由の一つになりました. しかし,今のようにこれだけ発売本数が増えてくるとそうもいきません. そういうわけで最近の私は, 自分の好みが購入を判断する上で大きな比重を占めるようになってます.

好みはあくまで好みなので合理的理由なぞありません(ォ  学園が舞台のゲームよりはそれ以外が舞台であるゲームの方が好きだとか, 精神年齢が低くて疲れる登場人物ばかりのゲームより大人を感じさせる登場人物がいるゲームの方が好きだとか, 時代を超え転生の末届く想いよりも, 心のすれ違いを乗り越え届く想いに惹かれるとか,その他いろいろ. まぁ,好みがある程度確立してるってのは, えろげーをある程度色々やっているということの裏返しになるのでしょうが.

結局のところ,私にとってのえろげー選びとは自分の好み探しなのかもしれません.


次回の苺電波コラムはごうです。


baru@denpa.org