IVNS1 スタッフ対談

コミケもおわって一段落したある日の深夜におこなわれた、製作のコア スタッフ、ごうと Hos との対談をまとめてみました。 「あかりの日記」の製作秘話とかコミケ当日の様子などなど、 作業の雰囲気を感じてもらえるとうれしいな♪

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■ プロジェクトの発端

ごう: じゃあまずプロジェクトの発端の話から。このプロジェクトというか、IVNS自体のことのおこりは…

Hos: あ、そこまでさかのぼるのか。

ごう: ――とか話しはじめるといろいろとナニなので省略して… (ぉ

Hos: ぷ

ごう: まあ、もともと苺電波部には「ゲームつくろう」って話があったわけです (苦笑

Hos: 既に過去形だな (笑

ごう: で、いろいろあったけど、完成しなかったわけね (^^;;

Hos: ちなみにオリジナルの予定だった。「あかりの日記」はそれとは別系統で立ち上げたんだ。

ごう: 原作のHosさんのSSの連載はいつ開始でしたっけ?

Hos: 今年の2月くらい?

ごう: そもそも、なんであの話ってはじまったんだっけ?

Hos: 忘れたんかー!

ごう: うん(きっぱり)。私の鳥頭ぶりはみんな知っているはずだ (ぉ

Hos: ここ(苺電波IRC)で、アニメTo Heartのネタを話していて…

ごう: あ、ちょと思い出したぞ。

Hos: ――ごうちゃが「あかりが日記を書いているらしい」ってさ。で、オレが「なにゅー、と言うことはオレや雅史の恥ずかしい過去が書かれているのかー」って。

ごう: そうそう放映前の雑誌の記事が元ネタだ。それを私が日記にかいだんだっけ?

Hos: いや、チャットが最初のハズ。で、翌日のオレの日記にプロットらしきものが載ったんだ。

ごう: そかそか。

Hos: 「恥ずかしい日記を回収するためにあかりの部屋にいって、かえって恥ずかしい思い出を作ってくる」ってかんじで。IRCのログをサルベージすれば出て来るぞ。あ、1月から始まってた。ごうちゃも日記に書いてたね。
http://www.denpa.org/~go/denpa/9901/from21.html#27toheart

Hos: オレ(の日記)はこっち
http://www.denpa.org/~hos/diary/199901b.htm#28_0

ごう: こうやっって最初にSSとして書かれたんだよね。

Hos: うむ。つーか、この時点ではSSにする気もなかった。

ごう: ふむ、はちさん(*1)の反応があったのがきっかけなのね。

Hos: そそ。


*1 はちさん
くろっくはちさん。苺電波部員のダメな活動をいつも講評してくれるやっぱりダメな人。ちんまい系についての造詣が深い。氏の「成長する余地があるのは駄目だ」は名言。

■ Visual Novel化計画

Hos: VNにしようって言い出したのが、3月中旬くらい。いちおう、SSの落ちが書けそうになった頃だね。ごうちゃと二人でPS版を買った帰りに、打ち合わせとかしたん (笑

ごう: あ、そうそう (笑
あのころは無邪気だったねぇ、こんなに苦労がまっていたとは (苦笑

Hos: オレはねー、あの頃はまだ、本気で完成するとは思ってなかった (笑

ごう: いくつかためしに立ち絵とか描いてもっていって、ヤックでみせたんだっけ?

Hos: そ。アレは本気で凄いと思った。

ごう: でも、あの初期立ち絵と初期イベント絵、幻になったねー。1つものこってない(^^;;;
あ、「幻の資料」として、比較でならべてみる? (笑
ちょうどビジュアルファンブック(*2)もでたことだし…。

Hos: え?「あかりの日記」の?<ばきぃ

ごう: うん (ぉ

Hos: そーだったのか (ぷ
初期立ち絵は確か、0181(*3)相当だよね。

ごう: うん。ディレクトリから初期絵発見 (^^;;

Hos: 今のほうがだいぶ良くなってる。

ごう: 今みると、なんかすげーちゃっちい。

Hos: アレは色だよ。途中からオレがTo Heartクローンを明確に打ち出し初めて、制服とか肌色を合わせたから。

ごう: いやぁ、ならべてみると、全然描き方ちがうもん (^^;;

Hos: よか、並べて展示しよう (笑


あかりのデザイン変遷(^^;

初期版は紙の上でペン入れまで行って、それをスキャンして補正したものに色をつけています。最終版は、ラフだけ紙の上で書いて、スキャンしたあと、タブレットでペン入れをおこなっています。

ごう: 結局、新しいバージョンでの絵を描きはじめたのは5月ごろかな?

Hos: 5月もおしてからじゃない? (Webページで公開した)HTML版(の挿絵)はちゃんと彩色されてなかったから。

ごう: うん、ページたちあげたのが 5月初旬で…最初はスキャンしたラフのせたと思う。立ち絵のちゃんと塗ったのがはじめてのったのが5/24だ。

Hos: あ、(IVNS1ページの)更新ネタにしたから(正確な日時が解かるの)ね。

ごう: そこから8月まで2ヶ月ちょいかけて描いたわけね。

Hos: そーかー、2ヶ月ちょいでできるのかー (ぉ

ごう: んー、その前段階でのいろんな検討とかあるし、イベント絵はその前から描いてたよん。

Hos: (CM56公開版に)残ってるの2枚くらいじゃ?

ごう: そのころからの絵で残った絵はえーと何枚だっけ?

Hos: あかりの登下校と修学旅行、マルチは一緒か。

ごう: けっこうのこってるじゃん。

Hos: あ、ベッドに押し倒されてるのも。

ごう: 手をにぎってるやつなんて(日記の)挿絵時代からだし。

Hos: 手を握ってるのは、最後に泣き入れて描き直さなかっただけじゃん。

ごう: うみゅ(^^;

ごう: 押し倒しは完全に塗り直しましたね。登下校は最初の最初からは描き直したね。

Hos: プロジェクトに沿って話をいったん戻そう。5月に苺電波部のページを開くことになって。同時に、IVNS1のお披露目をやることになったんだ。

ごう: はい。

Hos: オレのタイムスケジュールでも、春の内にSS+挿し絵(HTML版)を完成させるってことになってたんよ。

ごう: そそ。

Hos: こんな風に、段階的に公開することにしたのは訳があって…。最悪、オレの資産にはなるとゆー裏があった (ぉい

ごう: なるほど。


*2 ビジュアルファンブック
「To Heart ビジュアルファンブック」 To Heart の各キャラクタの幻の初期設定なども多数収録。好評発売中。なお、「『あかりの日記』ビジュアルファンブック」の発売は未定。
*3 0181
“C0181.LF2”。To Heart PC版の画像データのあかりの画像のファイル名。「あかりの日記」では、同じポーズには同じ名前をあてている。

・ 開発環境

ごう: 一時期は DHTMLで(ゲームを)かきましょかね、とかいってたんだよね。

Hos: うん。

ごう: いろいろ実験してたねぇ。あのころは本吉君(*4)がいろいろ実験してたのをベースにいじってて…。

Hos: そこら辺はあづみんが頑張ってくれたね。

ごう: うん。

Hos: 報われなかったけど (苦笑

ごう: 結局は DNMLでいこうということにおちついたんだけどね。

Hos: Vector のライブラリ(*5)で使えそうな開発環境を漁ったんだ。とにかく「To Heartと同じに作れる」を基準にね。いくつか候補が挙がって最終的にDNMLを選んだわけだけど、理由としては技術的な面以上にソレ系(笑のオーサーが集まっていたからだった。逆に、技術面から評価すると最初の選考メモの備考に「少し品質は低い」って書いてある (苦笑
後々、ちょっと悩まされました (ぉ

ごう: 各自の作成環境についてもすこし話しておきますかね。原画ですが、ペン入れには、Painterを使いました。

Hos:あー、手持ちがなくって、カードで購入したとゆー (笑

ごう: そう。一応その時点で口座にお金はあったんだけど、おろしにいくのが手間だったので…実はカードで物を買ったのは通販以外で初だったり。お金あったとはいえ、実は本棚を買うつもりの分に食い込んでて、そのあと本棚(*6)買いそこねたんだよね。Painterは紙が回せるので便利なんですね〜。各種ペンも良いのですが、全体のインターフェースはかなり腐ってると思います。初期のころは紙にラフをかいてスキャンしたものをベースにしていましたが、終盤ではラフから全てタブレットをつかってPC上で作業しました。彩色にはgimpを使っています。基本的に部品でレイヤをわけて、ベースの色でぬりわけてから陰影をのせるような塗り方をしています。レイヤの枚数はだいたい10枚前後。

Hos: あー、オレは…EmEditor (笑
会社マシンはそれね。仕事の合間に大部分を書いてました (ぉ
あとは通勤電車の中ではWindowsCEマシンを愛用していて、最初の頃はNECのMobile GEARを中盤からは富士通のINTER Topへ移行しました。ちうか、INTER Topはほとんど「あかりの日記」執筆のために買ったんだよ。INTER Topは画面解像度が上がって推考しやすくなったけど、Hシーン書いてるときに隣に女の子が座ってたりすると恥ずかしかったね (笑
開発環境といえば、ふたりとも部屋に机がなくて、ごうちゃなんてダンボール箱の上で作業していたとゆー (笑

ごう: そう。段ボールの上に板(*7) (笑
あれは長らく愛用しておりました。

Hos: うちはオーディオのために余計なものを排除しちゃったから。

ごう: うちは単に買いにいくのが面倒だっただけです(マテ
けっきょく机かってきたのは7月ごろになってからだっけ。ちゃぶ台 (^^;
あれが来てから、なんか食事が食事らしくなったよね (苦笑


*4本吉君
ごうの大学の後輩。CCLUB屈指のプログラマである。 「せーじ」の通り名で知られる
*5 Vectorのライブラリ
http://www.vector.co.jp
*6 本棚
実はまだ(99/8月末) 本棚買ってない (爆
おかげで本がつみあげ状態…。
*7 板
何かの棚板。作業中は作画台。食事中は裏返してちゃぶ台と便利に使われていた。愛称: 万能天板。

・ 作業本格化

ごう: 全体ががしがし本格的にうごきだしたのは6月になってからですね。

Hos: あー、6月ってゆーか、合宿し始めてから (笑

ごう: (^^;;
あれ? 初合宿いつだっけ?

Hos: 苺電波部ページ公開直前だから5月頭でしょ。あ、ゴールデンウィークの最後2日を使ってる (泣

ごう: その頃から、どちらかに用事があるとき以外は、ほとんど毎週うちにHosさんが来て、作業してたのでした。だいたい昼ごろにHosさんが来て、昼飯食って、作業して、晩飯くって、夜中まで作業して、次の日も作業して…といったかんじ。

Hos: まさか、コミケ当日まで週末合宿が続くとは思ってなかった。

ごう: あれはやっぱ効果ありましたねぇ。日によってはあまり進まなかったりもしたけど…。

ごう: 最初のころはけっこう飯は自炊してましたねぇ。毎回違うメニュー考えるのはけっこう大変でした (^^;;

Hos: 7月くらいまでね。

ごう: ラストのほんとに忙しくなってからはつくる時間もおしくてコンビニ弁当増えたね (^^;;;

Hos: 行かなかったことって、1回? 2回?

ごう: んー、FOF(*8)の時と、コンサート(*9)の時と…もう1回休みあったような。

Hos: FoFのときって、日曜からいったんじゃ? 雨の街で7年くらい待たされそうになった(*10)から、一旦、sonsonさんちに逃げたんだよ。

ごう: ああ。そうでした (^^;;;;
あの時はごめんなさい…。

Hos: いろいろあったな (笑

ごう: イベントけっこうあったねー。
5/27の(Hosからの)メールに「# じつは全然CGが上がっていないことに気が付いてくらくらした (ぷ」の表記 (^^;;

Hos: あー、その頃ね。実は合宿してるのに作業が進まなくて結構怒ってた (笑
sonsonさんに聞くとよく解ります (ぉい

ごう: (^^;;;;
あとで聞いてみましょう (^^;;;;

Hos: HTML版のスペシャルサンクスにsonsonさんが載ってるんだけど…

ごう: ふむふむ。

Hos: ――あれは、相談っつーか愚痴のはけ口になってくれてたから (汗

ごう: (^^;;
ご心労をおかけしました… m(_ _)m

Hos: (作業を支えたこととして)あとは、ページを週に1回更新するって目標があったね。

ごう: そだね。

Hos: 細かい〆切効果で何とか(作業に対するテンションを)繋いだ。同時に苺電波部の仕事も増えて閉口したけど (苦笑

あづみ: コラムですか? (^^

Hos: いや、びびび(*11)とかびびびとかびびびとか (ぉ

ごう: はう (^^;

Hos: なんだかんだでタッチしてたし。苺電波部とか、色気を出したのが間違いだった (笑

ごう: sonsonさん投入が6月の最終週のころですね。あかり立ち絵がようやくほぼそろって…志保立ち絵が半分ぐらいできてた。イベント絵もいくつかラフがあがってたのね。

Hos: うん。つまりは、オレがホントにできると覚悟したんだ(*12)

ごう: シナリオは基本的にはほぼできてた。

Hos: Hシーンがまだだったかな。

ごう: まだこの時点では絵のフォーマットとか細かいことは定まってなかったのね。最初はJPEGにしようかとかGIFにするかとか(*13)いろいろ言ってて、実際開発中はそれで作業してた。

Hos: それだとそれぞれに(Susie)プラグイン(の再配布許可)が必要だった。

ごう: で、6月末にIRCで、(DNMLで)標準的なプラグインで処理できる、LF2 + PAK(旧形式)(*14)にしようという話になったのでした。

Hos: 単に、Leafと同じ物を使えば受けるという判断もあったけどね (笑

ごう: そのあと、そのための減色ツールさがし(*15)。いくつかフリーのもの/商用のものを含めて比較検討して、結局OPTPiX(*16)でおちついた。

Hos: うむ。

ごう: このころ一応見通しがたって、コミケにむけて動きだしてますな。スケジュールぎめして。DNML の配付許可とりつけたり…。

Hos: 残り1ヶ月だからね。委託の話とかでてるね。7月のオレは実務ばかりだったかな。

ごう: そですね。

Hos: ディレクターとかプロデューサ的な仕事に割かれてた。

ごう: おお、Hシーンの線画がはじめてあがったのが…7/13日だ。ということはHシーン作業は1ヶ月だったのか。ここからの私の描き速度向上ははげしいね。Hシーン全部、イベント絵追加、タイトル絵、パターン絵追加…。すげぇ (ぉ

Hos: 頑張ったよね。

ごう: 最後のあたりは、sonsonさん参加してくれたおかげで、絵の調整とかがうまくいったのもよかったね。

Hos: うん。すごい助かった。

ごう: そもそも sonsonさんいなかったら、完成してないよ。絶対 (^^;;

Hos: うむ (冷汗

ごう: それで、7月末に「ダメダメあかりちゃん」をなんとかだして…。

Hos: あー、そうだった。ちょっと脚本の詰めに煮詰まってた逃避の産物>「ダメダメあかりちゃん」
あれも合宿中のダメ会話から生まれたんだった。

ごう: ‥どんな会話だっけ (^^;
えーとあかりがあとでにやけてごろごろごろ〜…とかそんな話だっけ?

Hos: そ。同じ様なことをふたりして考えてたとゆー (笑

ごう: ダメぢゃん (^^;


*8 FOF
「Free On Free 」というフリーソフトウェアについて語ろうというイベント。
http://www2.kame.net/~kazu/fof/
このイベントで、ごうはXMultiについて熱く語ってきた (笑
*9 コンサート
横浜で行われた「岩男潤子ライブサーキット 99 to Zero」追加公演。Hosとsonsonが参加。
*10 雨の街で7年くらい待たされそうになった
「Kanon」(Key)発売前後の話。
*11 びびび
「電波がびびび」。某所で絶賛? 不定期連載中の謎の漫画。もうすぐ(8月末) No.3 がでる予定…らしい。
*12 ホントにできると覚悟した
才能不足解消の切り札として苺電場部以外のスタッフを導入するには、確実に夏コミに間に合わせる自信が必要だった。
*13 JPEGにしようかとかGIFにするかとか
フルカラーと透過をサポートしていることからPNGも候補にあがっていた。
*14 LF2 + PAK(旧形式)
“LF2”は「To Heart」で使用されているLeafの256色用画像形式。「PAK(旧形式)」はLVNS 1,2,3で採用されているファイルのパック形式。LF2での保存はT.F.さん作のGIMP用LF2保存プラグインを使用。PAK生成は展開ツールを解析した、自作ツールを使用。
*15 減色ツールさがし
“LF2”は256色用なので、フルカラーで描いた原画から減色する必要があった。
*16 OPTPiX
高機能、高性能なことで有名な減色/簡易レタッチツール。シェアウェア。
http://www.webtech.co.jp/optpix/

・ 直前修羅場モード

ごう: それくらいから本格的なパッケージングとか、絵の残りのラストスパートにはいってますな。 8月の頭の週で sonsonさんにおねがいした背景と私が描いていた人物との合成とかの処理も完了。絵がおおむねでそろってる。8/8の週からはついにHosさん連続お泊まりモード (^^;;
最後はいつからいつまで泊まったんだっけ? 結局。

Hos: えーと、日曜日に入って…コミケ前日に帰ったから。5日間だ。

ごう: 8,9,10,11,12 か。

Hos: でも、(コミケ)中日にまた泊まってる (苦笑

ごう: 絵をしめきったのが8日ぐらいだっけ。9日かな。で、並列で私はCCLUB(*17)の作業と とこちゃん(*18)の作業にはいったんだ (苦笑

ごう: あれはつらかった (ぉ

Hos: オレ、修羅場弱いから、あの時期、朦朧としてたよ。

ごう: 8/10,11は、私、出社してて…。で、会社でCCLUB用のマスターアップしてたよ (^^;;
内緒 (ぉ

Hos: オレは留守番して、収録内容を揃えてた。

ごう: Hosさんは10日には完徹してるみたいね。結局作成中の貫徹はこの1回だったのかな。

Hos: でも、翌日の午前中に寝てたから。ごうちゃは会社だったけど。

ごう: ああ、11日に私、会社からすげーねむねむでスタッフコメントかいてる (^^;
で、11日夜は必死でとこちゃん作業してたんだっけ、私は (^^;

Hos: 修羅場モードも、みんなからみて面白いことってあったかな?

ごう: んーどうだろう。ほとんど同棲状態だったとか (ぉ
そのぐらいしか無いかも…

Hos: 同棲ってゆーなー (汗

ごう: Hosさんもコンビニのおねーちゃんに顔ぐらい憶えられたんじゃないかしらん。
ちなみにジャケット絵は、12日午前に描きましたねぇ。裏のジャケットはたしか 11日にHosさんがつくってたはず。

Hos: うん。それを夜中にコピーしにいって。近所のコンビニのカラーコピー機がトナー切れで。

ごう: そうそう。

Hos: ――24時ごろになって、ジャケットの原稿持ってコピー屋さんにいったとか。

ごう: 結果的にそれがよかったですね。Kinko's(*19)池袋店ができてたのは助かりましたね。

Hos: Kinko'sの裁断機で、効率的にジャケットが作れてね。

ごう: うんうん。

Hos: 結局、何回いったろう?

Hos: 4回?

ごう: 4回かな。

Hos: うち、深夜が2回 (笑
24時間営業で助かった。

ごう: ま、とりあえず、13日の01:13:51に完成宣言 (^^)
実際には12日の夕方には全部できてたんだっけ? 61部。

Hos: 夜だよ。8時か9時くらい?

ごう: うちの後輩が泊まりにきたときにまだ作業してたんだっけ?

Hos: その後、ばるさんちにいって1時間くらいで退散したから、オレ。で、家に帰りついて、宣言をMLへ。

ごう: あ、そかそか。あ、「雪苺娘」買ってきて、ばるさんちにおしかけて完成報告したんだ (^^;;

Hos: うむ。

ごう: 名雪〜〜 (ぉ

Hos: あれ、おいしかったから今度も買おう。

ごう: そですね。ちなみに、そのあと私は、CCLUBのほうの作業とかてつだって、「痕 for Palm」(*20)のちらしつくって…。徹夜してます (苦笑

ごう: 朝、けっこう意識朦朧 (^^;;;;
まあ、なんとか全部のブツをわすれずに CD-ROMをキャリアーにのせて…。

Hos: オレは初日の11時まで寝飛ばしてます。で、会場に入ったらすでに完売・撤退してたんだ (笑


*17 CCLUB
「CCLUB別働隊」。ごうの大学時代からの所属サークル。
http://cclub-flying.dsl.gr.jp
コミケへの参加ジャンルは「同人ソフト」。小物やゲーム作りにはげむ謎のプログラマの集団。
*18 とこちゃん
「BSDのプリンセス マジカルとこちゃん」
Nark氏のよた話からはじまって、日記者を中心にもりあがったUNIXと魔女っ子をごたまぜパロディにした仮想作品。
http://tokochan.haun.org/
CM56ではマグカップやコピー本などが作られた。
*19 Kinko's
簡易製本専門店。
http://www.kinkos.co.jp/
*20 「痕 for Palm」
そういうプロジェクトがうごいています。現在αテスト中。「『あかりの日記』 for Palm」の予定は今のところありません。

■ コミケ

・ 初日

ごう: 当初、私は一般入場のはずだったのですが、うまく知人からチケット手配してもらえてサークル入場。当日は朝からだいたい売り子してました。

Hos: 結局、午前完売だったんだよね?

ごう: そうです。

ごう: CCLUB のほうに委託してもらってて、CCLUBのほうはすごいスピードではけていって11:30 には完売。えここ(*21)効果はでかかったよ。道行く人が立ちどまっていましたね。

Hos: ふむ。「あかりの日記」のほうはいつ頃完売?

ごう: 「あかり」も当初予定の 50部はCCLUBと同じころにつきて…。で、ホントは身内に配る用のものから6つだして、11:50でそれも完売。

Hos: おー。「あかりの日記」目当てに来てくれた人もいたみたいだね。

ごう: 「『あかりの日記』ってこちらですか?」のおねーさんが印象にのこってるよ。頼まれてまわってたみたいだけど。他にも「あかり」のみ買っていく人は結構いた。CCLUBとセットの人と同じくらいはいたんじゃないかな。

Hos: 特に会話とかなかったの?

ごう: んー、「はいそうです!」「たのまれものですか?」「はい」とかその程度 (^^;;

Hos: いや、おね―さんから離れて(苦笑

ごう: 「どういうものですか?」とか聞いてきた人もけっこういたから。そういう場合には概要と、何が必要かと…そのあたりをちょろいと解説。結局、デモもおかせてもらえたしね。「DNML必須」「PC版必須」とかがちょっとわかりにくかったから。紙に書いていちおうわかるようにしておいておきました。次回はもう少し配慮したほうが良いかも>ジャケットとかの注意事項など

Hos: なるほど。他には何かあった?

ごう: あ、おつりぴーんちになって(*22)、そのときちょうど買いにきた人が100円玉の束をとこうとしてたので「それ、交換してください!!!」

Hos: ぉ

ごう: 両替してもらった (^^;;;;


*21 えここ
電力会社の冷房システム「エコアイス」の、東北電力のキャンペーンで使用された、謎のぺんぎんかぶりものな女の子。その謎さ加減もあいまってか、その手の人たちのハートをがっちりキャッチして、ネット上での口コミをベースにして、密かな人気を呼んでいる。ある意味インターネット時代を象徴する現象ともいえよう。
http://www.nn.iij4u.or.jp/~showtake/ecoice/
*22 おつりぴーんちになって
800円の領布に対してほとんど100円で払ってくれる人がいなくて、最後つきそうになった。

・ 同人VN

Hos: 説明してて、VNであることを知ったときの反応とかは?

ごう: んー。「買っていきます」といってさくっと買っていく人が多かったかにゃ。

Hos: おー。

ごう: 「To Heart動くとだいじょぶなんだよね?」「はいそうです」「じゃ、これ」とか、そんなかんじ。

Hos: VNであるということは、興味の対象になるんだね。

ごう: はい。実際3日目のさとみさんのとこのほうの展示は、ばっちり効果あったんじゃないかしらんとみてます。あれだとVNだとはっきり解かりますしね。

Hos: あ、ゲーム画面のプリントアウト(を展示したこと)ね。

ごう: そそ。けっこう目だってたと思いますよ。

Hos: 他のサークルの出展も多くないしね>VN

ごう: 丹念にさがせばもすこしあるんだと思いますけどね。あまり結局みてまわらなかった (^^;;;

Hos: うむ。DNML関連は軒並み落ちてたし (苦笑

ごう: まあ、本やCG集とかに比べると圧倒的に少ないですね。結局、初日はそんなかんじで午前完売しちゃって…。14:00ごろにつかれて撤収 (^^;
家に帰ってきてから倒れてまひた。

Hos: さらに1時間後に、からっぽの机にオレが現れて (苦笑
知人サークルで事情を聞いてがびーん。

ごう: うむ (^^;;;

Hos: 何しにビッグサイトまで行ったのか…。

ごう: 人の群れを見に (ぉ

・ 増産

Hos: で、2日目に増産したわけだけど…。

ごう: 朝から作業して、昼焼き肉食って、とりあえず50部作ったんだよね。

Hos: そ。で、一部を持って某OFF会にいって。10部だっけ?

ごう: うん。さっくりはけちゃった。はけて2、3枚かなと思ってたのに…。

あづみ: おつりでちょっと困っちゃったけどね(^^

ごう: おつりたいへんだったね(^^;;;

Hos: これじゃ、3日目もたないからってんで…。深夜の増産 (苦笑
で、誰だっけ?50部増産でいいって言ってたのは?

ごう: ははははー、誰でしたっけー。追加であと30部作ったんだっけ。

Hos: おかげで3日目の前夜、寝たのは4時くらいでした。

ごう: うむ。ちなみに、私はまた宣伝用資料つくってて寝たのは5:30ごろ(^^;;

Hos: 起きたの7時くらいだよね?

ごう: そうそう。今回は初日と3日目の2回にわけて委託したから、作成作業が分散したけど、実際問題、大量生産は大変ですね。

Hos: 単純作業だから面白くないしな。PS版の釣り広告(*23)状態 (笑

ごう: 1、2日で作業できる限界はだいたい100部前後が限界あたりかなぁ。

Hos: そう? 実作業時間は大したことなかったから、気合さえあればなんとかなるでしょ。それに今回はふたりだけで作業してたから、もう何人かいいれば何とかなるかと。

ごう: いやぁ、精神的にもつらいし (^^;
プレスとかできるといいんだろうけど、そこまで数はけるかという不安もあるし。なにより、〆切が早いのがつらい (苦笑

Hos: でもねー、せっかく欲しいといってくれる人がいるならなるべく渡したいよ。同人ソフトは生産部数が少なくて入手が大変だって話も聞くし。

ごう: 要検討事項ですな。


*23 PS版の釣り広告
四畳半(?)の部屋であかりがくまを背負いながら内職でPS版の梱包をし、マルチが売り子の準備をしているイラスト。

・ 3日目

Hos: 3日目は揃ってサークル入場。

ごう: サークル入場して準備の状況などをみたご感想は?

Hos: 準備中(ってもオレはやってないけど)は、変な高揚感があったね。

ごう: ういうい。ひそやかな熱気がありますな。

Hos: そー、学祭とかと一緒。変な人がうろうろしているから、ビューティフルドリーマみたいだと思った (ぉ

ごう: まあ、結局3日目も13:00ごろには完売…。2ヶ所に委託してたけど、やっぱLeafなゾーンのほうがよく売れましたな。けっこうぽんぽん売れてたみたいね。

Hos: だねー。オレは売り子をやってなかったので…

ごう: 私も3日目は最初ちょっとしてたぐらいかな。

Hos: ――うろうろしているうちに、売れちゃって。やっぱり売れているところを余り見れなかった (苦笑

ごう: (^^;

あづみ: 実際に買ってるところ一緒に見たやン(笑

Hos: 完売してから売り子を手伝ってて…。「『あかりの日記』ないんですか?」とか聞かれたのが一番嬉しかった。すまんです>買えなかった人

ごう: うみゅ、うれしいひとことですねー。

Hos: うむ。

ごう: でまあ、無事完売したし。苺電波部の一応の初参加としてはいいかんじにおわりましたね。

Hos: ああ、そうだ。3日目は「あかり」とLeaf紙袋の交換を申し出ていたんだけど、さすがに譲ってくれる人はいなかった (ぉい

■ コミケの感想

ごう: で、Hosさんはコミケ初参加だったわけですが。…ご感想は? (^^;
こないだのこの手のイベント初参加のときは、けっこううんざりしてたみたいだけど…コミケはどうだったですか?

Hos: 割と一緒 (苦笑

ごう: (^^;

Hos: 今回は仲間がいたから(精神的な)余裕を持てた部分はあったよ。

ごう: ふむ。参加するときに知り合い多いと心強いのはそうですね :)
一応今回は、“つくって売る”側だったわけで…そのあたりの感慨は?

Hos: あぁ、それもあって、ただ参加しただけの前回のイベントよりはしっくりと来るものを感じてた。オレは生まれついての“作り手”なんだよ。他の同人誌を見ても、感心するよりか「僕が一番ガンダムを上手く操縦できるんだ…」って感じで (笑

ごう: お、強くでましたね (笑
私はちょびっとだけどへこんじゃうこと無くもないです (^^;

Hos: それはもちろんある。Tiさんの「セリ風」(*24)とかね。良いものを見ることが活力になるんだけど、素直に喜びに繋がらないという点では結構不幸かも (苦笑

ごう: 私は基本的には「すごいな」と見れたことを喜んで、「これにまけるかー」と元気を貰うってところです。

Hos: 話をコミケに戻すと、直接、買い手と接することができなかったのが残念。それがないと、(対面頒布をする)意味がないと思ったよ。

ごう: なるほど。では、次回はばりばり売り子がんばりましょう :D
一応逆の立場ってのもそれはそれで意義ありますよん。その場で「がんばってください」とかちょっとでも声かけるのね。「これ、すごいですねー」とか、「毎回買わせてもらってます」とか。

Hos: それは自分でも気をつけたいね。一言でだいぶ違うから。

ごう: あまり深い知り合いでなくても、ちょっとした言葉のやりとりは良いものです。今回、隣の隣の春風亭さん。私、ちょい前のイベントから買ってて、ちょこっと「ここいいですね〜」とかいったのですが…

Hos: ふむ。

ごう: ――今回はだいぶ会話とかもできてよかったですよ。顔と名前はおぼえてもらえた (^^)
ちょびっとづつでもそういうサークルさんできるとやっぱ嬉しいですよ。

Hos: 二次創作なんてファン活動の一環な訳だから同じファンの人にみてもらいたいわけで、その片鱗をね、ちょこっとみせてもらえてれば、あ、渡せてよかったーと思うわけで。そゆのを感じたかった。

ごう: ういうい。私は最近けっこう感じれてるとおもってます :D

Hos: くやしがってもらえればベスト (笑

ごう: むむ (^^)
これはすごいぞーってところですね。

Hos: 最大の賛辞だね。

ごう: こちらも相手のやる気が喚起されるようなものがつくれたらいいですね〜。

Hos: そうだねー。


*24 Tiさんの「セリ風」
「セリオのいる風景」。SF空気感ばっちりなセリオ小説本。電撃大王でも紹介されたので知っている人も多いかと思われる。合宿中に読んだ時、ごうは「本が作りたいなー」とひたすら憧れ、Hosは敗北感に打ちひしがれたらしい。

■ 反省

ごう: 次回参加以降はそういった“作り手のよろこび”“買い手のよろこび”ともに感じれるようになりたいものですな。というところで…。次は反省とか (^^;;;;
まあ、反省はいくらしてもきりがないんだけど…。一応物はできたし、完成度もけっこう満足できる出来ですが…やっぱなかなか予定通りにはいきませんでしたね (^^;;;

Hos: うーん。なんというか。予想以上にできた面もあったよ。

ごう: ふむふむ。

・ パターンCG

ごう: 絵自体については、やっぱり私としては満足しきれてはいません (^^;;
あとから見直すとどんどんあらが見えてくる (汗
描いてる当時は「これでいいかー」ぐらいのが…。顕著だったのは初期のイベント絵ですね。あと、志保…。

Hos: オレとしてはパターンCGのほうが気になったかな。

ごう: ばらつきひどいですからね (汗

Hos: あかりの0181がすごく気に入ってたから。

ごう: 次作るときは最大に留意しましょう。ツールの使いかたがあまりうまくないのも要因かとは思います。

Hos: パターンチェンジのノウハウはちょっと分析しないといけないね。

ごう: そうですね。アニメータの才能もいるのね (^^;; >VN作成

Hos: 今回は頭身を合わせただけで。それも少しミスってる (汗

ごう: うみゅ。

Hos: チェンジさせて違和感が少なくなるように、シルエットのレベルで最適化されてるでしょ>Leaf

ごう: ういうい。そのあたりの作業手順というか、定型作業はきれいに固めたいところですな。

Hos: うん。そこを監督しきれなかったのは、後悔してるよ。

ごう: やっぱり紙の上で原画をきれいにしあげたほうが良いのかしらん、トレス用紙とか使って。アニメータの卵の某氏にでも聞いてみよう (苦笑

・ イベントCG

ごう: あと反省で大きいのは…描く時期によって、キャラデザに大きい揺れが (^^;

Hos: イベントCGは後半の上達が著しくて、揃わなかったね (笑

ごう: みゅ (^^;
後半は自分で言うのもなんだけど上達してたねー (^^;;;

Hos: うん。「ま、しかたないなー」とあきらめてた。(質が上がった分は)ボーナスだと思うようにしてたよ。あ、ある意味一番気に入ってるのは、LEAFくまのCGだったり (笑

ごう: いずれにせよ、デッサンできてないので。…ちまちま精進しまふ。…毎日真面目になんか描いたほうがいいんだろうなー、スケッチとか。

Hos: あー、あえて触れるとすれば背景かな。

ごう: う…、sonsonさん、ありがとう (^^;;;

Hos: ありがとうございました。

ごう: つーか、私全然背景描けないことが、今回明確にわかっちゃったね (大汗
空間把握能力がたりんのねー。

Hos: (CGやってる人の中でも)背景まで描ける人は少ないよ。

ごう: まあ、一応私の趣味のひとつとして定着はしたし>絵
もう少し上達できるようにがんばりますね。

Hos: じゃあ、お約束な質問だけど「一番大変だったCGはどれですか? 一番気に入っているCGはどれですか?」

ごう: んー。大変だったのは、ひそかに「マルチそうじ」かな。

Hos: 廊下の回想シーンの?

ごう: そそ。最初からずーっと描かないといけなかったのに、なかなかできなかった。

Hos: 合宿に行ったら、さくっと出来てたから簡単だったのかと思ってた。

ごう: どう描いたら良いかずーっと悩んでたの (^^;
技術的にはそうむずかしくはない。

Hos: 単にオレのディレクションが悪かったのか (汗

ごう: お気に入りはえーと…瑠璃子さんだねやっぱ (苦笑

Hos: (笑

ごう: あとねぇ、「ぺろぺろ」(笑

Hos: うぉ! でもあれ、作画資料(*25)に引っ張られすぎ (苦笑

ごう: ふははは。あ、作画資料、まだここにある (^^;

Hos: あ、早く返してね。愛用品だから<ばきぃ

ごう: うい。


*25 作画資料
エロ漫画。

・ シナリオ・演出

ごう: Hosさんのシナリオは当初思ってたのよりも、だいぶ凄くなったと思ってます。煽ったかいあった (笑

Hos: それは単に浮気度が上がっただけじゃ (笑

ごう: つーか、私の思ってるほうにねじまげたような気もしないでもない (^^;;;
すまんです (^^;;

Hos: ○○○エンディングに意味付けする中で、あれがベターだったからね。

ごう: 「も」ですな (謎

Hos: 逆に○○○エンディングでは、筆力不足なのが (汗

ごう: あう(^^;;

Hos: 最初からVNとして設計しないと、バランスが難しいや。

ごう: 分量のバランスとしてはかたよりがでてしまいましたね。

Hos: かたやHシーンが (汗

ごう: (^^;

Hos: まぁ、あれはないものと持ってバランス取りました。あ、脚本。次回からは音楽(の長さ)に合わせてボリュウム考えます (苦笑
ただの文章がそのままVNの脚本になるとは思っていなかったので、それなりに変換するための工程は用意してあったので何とかなったと思ってるけど、予想以上に悩まされたよ。

ごう: ふむ (^^)

Hos: あー、効果音もなるべく揃えます (笑

ごう: VN はいろいろ考えること多くて大変ですね。

Hos: 最後の最後まで困ってたのは、両ハッピーエンドで読めるあかりの日記の内容かな。

ごう: ふむふむ。

Hos: それと、浩之が吹っ切るための理由づけ。

ごう: (^^;;;

Hos: 吹っ切れてないと言う話もある (汗
一番楽しかったのは…Hシーンか (大笑
そこら辺の作業をしていたときは、ふたりとも変に乗ってたもんな (苦笑

ごう: そうだねー。「汗いれたほうがそれらしいねぇ」とか「恍惚としたかんじがいいよね」とかダメ人間になってましたねぇ (とほいめ

Hos: 隠しちゃう所いつまでも描き込んでるしさー。

ごう: ぎく。

Hos: だからCGも脚本もボリュウムが増えちゃって、実用的という評判を得ています (大汗

ごう: 15.0 Kanon(*26)ぐらい? (笑

Hos: まじめに気に入っているのは、廊下の回想シーンです。あそこは、イベントCGもイメージ通りにごうちゃがあげてくれたし、演出も効果的にこなせたと自負してます。…って、結局ふたりとも好きなキャラが一押しかいっ (笑

ごう: あかりも可愛いよー。なんせ自分で描いたんだし。

Hos: オレもあかり萌えな半年だったぁ。ごめんよマルチ。


*26 15.0 Kanon
「Kanon」(Key)のHシーンの実用度を1.0とする。使い始めた頃は「Kanon」の実用度の低さを揶揄していたが、「あかり」ができあがっていくに連れて冗談ではなくなってきた。

■ 次回作

ごう: さて、課題はいろいろ見えてきましたし、一応反省はここまでってことで。次回作ですが…どうしましょ? (^^;

Hos: えーと、冬? 「あかり」改訂版 (まぢ

ごう: んー冬はまあ、お茶をにごすというとアレですが…改訂版と、あとは「びびび」と、個人的なプロジェクト「澪biff」(*27)のバージョンアップとかもすると思う。…できれば、本を作ってみたい気もしていますが…うまくネタがだせるかなぁ

Hos: 本かー。

ごう: ばるさんが少しノウハウゲットしているはずだから、そのへんも頼りにね。

Hos: IVNSはっぱ系としては、「痕」がやりたくてしょうがない。そのうちちょっとだします。

あづみ: それは興味あるなぁ。

Hos: でも、ぜんぜん、美人4姉妹が関わらないんだけど (ぉい

ごう: ふむ。

あづみ: 設定だけ流用?

Hos: そんな感じかな。前からやりたかったことを少しね。ごうちゃとしては、IVNSの次はどう考えてるん?

ごう: 短い予告編みたいなのは作ってもいいかもね。キャラだけは決めて立ち絵を少しづつ準備していくのは良いかも。

Hos: 「―銀河通信―」(*28)を使って短編集を作るというのも考えてる。

ごう: むむ (^^;

Hos: DNML作品って手軽にできる分作り込みが甘いって言うか、短すぎて作り込みようがないといった感じがよく見られるけど、もっと奇麗に作れると思う。

ごう: そうですね〜。

Hos: それで、「―銀河通信―」の中から特に電波が出ているものを選んで、センス良くまとめてみようかと。所詮、オレのセンスだけど (苦笑
具体的に言うと“Kanon”のモノローグ風味かな。

ごう: 特に電波でてるというと…温泉? あれはパターンがすごい量に (^^;

Hos: それは特にダメなやつじゃん (笑
そうじゃなくて、「雫」らしいやつを、あまりキャラクタは前面に出さずに、風景と音楽で構成できたらいいかと。短編と短編の間にキャラクタのカットを挿入したアイキャッチ入れたりとかさ。

ごう: それくらいならなんとか (^^;
あ、あとあづみんの例のやつ(*29)も。どうします? >あづみん

ごう: と話をふってみる。まだ読んでないです、ごめんなさい。

Hos: オレも未読。

あづみ: あれは、売り物としては厳しいんじゃないかなと思ってる (^^

ごう: プログラム(*30)については、あまり欲ばってると実にならない気がするから、一応メインの視野からははずしておきましょう (^^;
私の個人的テーマとしてちまちまします。

Hos: (苦笑

ごう: 冬までは新しいもののネタだしってことでいいかもしれませんね。あとはノウハウの蓄積か…。Hos さんは DNML の tipsが書けるとして、私はいろいろ絵の修行…。

Hos: オレも絵の修行するー。

あづみ: おお。

Hos: パターンCGの彩色くらいは手伝えるようにしたい。

ごう: うい。彩色してもらえると作業分担が楽になりますね。ただ、環境そろえるのはお金かかりますよ〜>絵
あ、Hosさんは私よりだいぶお金もちだった (^^;;

Hos: そんなことはないが。まずはタブレットかな。

ごう: いいなー。


*27 「澪biff」
澪(ONE に登場)がメールの到着を報せてくれるというただそれだけのソフト。ごう作。UNIX + X Window System用。CCLUB方面で配付。
*28 「―銀河通信―」
苺電波部のページにおいてある、ごうが以前書いた萌文。投票システムにひたすら書き込んだものをまとめたものなので、粗削りだが、萌えはストレートにでてる…と思う (苦笑
*29 例のやつ
次期IVNSのひとつ。苺電波部では各メンバが常時構想を練っている。固まった時点でメンバを参集しプロジェクトチームを編成する。
*30 プログラム
VNマークアップ言語・スクリプト、そしてそれらを解釈するVNブラウザを作成するという目標もある。

■ おわり

Hos: 最後ー。読者にメッセージか? (大笑

ごう: ふむ (^^;
えーと、「あかりの日記」をお買い上げくださった皆さま、本当にありがとうございました。気に入らない点などもあるかもしれませんが、我々の想いのひとつの形としてまとめたつもりです。今後も暖かく見守っていただけると幸です m(_ _)m
とまとめてみる (^^;;

Hos: あーもーまぢめすぎー。

ごう: じゃあHos さん、ふまぢめたんとー。

Hos: そ―振られても (汗
そーだな…。ダメによるダメのためのダメな作品作りを目指してっ! つーことで。

ごう: うい。

Hos: 次もきっと呆れられるものを全力で作るでしょう (笑

ごう: うん! うまくまとまりましたね。

Hos: んなとこで。

ごう: ほい。ではここまでとしましょう。お疲れさまでした。

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