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- 苺電波コラム 第42回 -

「エロゲーを買おう その2」


前回のコラムでエロゲーを買うための情報源となるものについて簡単に紹介しました。 しかし、ただ情報があるだけでは役に立ちません。 与えられた情報を吟味して、できるだけ「地雷」を踏まないようにする必要があります。 (地雷:一見、非常に面白そうに見える作品だが、いざプレイしてみるととんでもない駄作だったちう作品を言う) ということで、 今回のコラムは地雷の見分け方についてです。 ただし、毎度のことですがあくまでも私の主観に基づく記述ですので、 絶対に正しい論理ではありませんのでそのあたりは注意してください。


▼まずはじめに

まず、私が通常行なっている地雷の見分け方なのですが、 正直いいましてもはや感覚で察知できるようになってるので他人に教えられません(爆 だいたい匂いがするんですよね、情報をぱっと見たときに地雷の匂いという奴が。 まあ、それではコラムになりませんので自分が与えられた情報のどこからその匂いを嗅ぎ取っているのかを具体化して列挙してみます。

▼なんか匂うね1

まずこういう文章を見たら気をつけましょう

『原画に有名漫画家の○○氏を起用!』

有名漫画家のところは、有名イラストレーターでも有名アニメータでもかまいませんが。 この手の事が書いてあった場合は危険度に+1です。 もちろんのことですが、これが即地雷に繋がっているわけではありませんので注意。 良い作品もたくさんあります。ただし、あまり名前を聞いた事の無いソフトハウスが この手のコピーを打っている場合は気をつけたほうが無難です。 この文章があった場合はCGの出来をより厳しく見たほうがいいです。

いかに原画の人が高度な技術をもっていたとしてもゲームを作るのは普通は個人ではありません。CGについても原画マン以外の人が塗っている場合が多いです。 原画をCG化する際に、どれだけ原画の味を生かすことが出来るかは非常に重要な要素になります。原画の味を殺してしまっては元も子もありません。そこのあたりを気をつけるべきですね。

▼なんか匂うね2

この手の文章を見たら危険度+1です。

『画期的なゲームシステム○○○を搭載!』

ゲームシステムの名前が大仰なものであればあるほど危険度はプラスされます。 これの根拠は、はっきりいって私の経験則です。 この手をアオリ文章はよく見ると思いますが、実際にそんな画期的な新システムにはお目に掛かったことがほとんどありません。 この文章はなんとなく凄そうだというインパクトを狙ったものがほとんどですから 大仰な名前がついているものほど、より強いインパクトを狙っていると考えていいでしょう。要は、こちらを惑わそうというものですから、それが強いほど怪しいというわけです。

▼なんか匂うね3

次ですが

『よく分からないけど見た目はなんか凄そう(面白そう)なゲーム』

は疑いましょう(笑 こういう風に自分が感じた場合は、 一歩ひいて冷静な目で見てみることをお薦めします。 地雷なゲームにはかならずどこかにアラが存在しています。 普通は隠そうとしているものですが、必ずどこかしらから感じ取れるはずです。 それを冷静な目で見つけ出しましょう。このあたりは経験がものを言いますのでこれで勘弁してください(苦笑

▼なんか匂うね4

最後はくれぐれもCGだけを見て買わない事です。「俺はCGだけあればいいんだ」というなら止めませんけど。残念なことにCGの出来はゲームの面白さにかならずしも比例しているわけではありません。まあ、これから地雷を見分けるのは実際のところ至難の技だったりしますが。これも経験を積む事です。

▼まとめ

つらつらと書いてきましたが、はじめにも言いました通り、最終的には経験がモノをいいます。上記の点などについて注意しながら情報にあたり、実際に販売されたゲームについて、プレイした人の感想をいくつか読む。これを繰り返して行けばおのずと匂いを感じ取れるようになってくると思います。あとは自分が踏んでしまった地雷について何に騙されたのかを分析するのも有用でしょう(苦笑

ま、最終的に信じられるものは自分だけです。以上の文章は自分の感覚を磨くための手助けになるかもな程度でうけとっていただけるとありがたいところです。 これだけで地雷がすべて見分けられるわけではありませんが、必ず何らかの役には立つと思いますよ。


次回の苺電波コラムは baru です。


Azumi Shinonome(azumi@denpa.org)